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2/7 浅草旅行記
今日も浅草界隈を歩いてみました。
ここが、かの有名な浅草ロック座かぁ。神代辰巳監督のポルノ映画の『濡れた欲情 特出し21人』の映画にも出てきた場所だ。何か映画での雰囲気とは違うなぁ。2階に受付があるのですが、映画では1階にも受付がなかったかなぁ。ムムぅ入場料金が6000円か、ちょっと高いなぁ…。店に入らずに、前で引き返してきました。
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浅草のお寺は夜にライトアップされていて美しいです。周辺には夜店が並んでいて、何かちょっと雰囲気が京都に似ているだろうか。
色々と写真を撮ってみました。五重塔が闇夜の中によく映えますね。
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【2011/02/07 23:48 】 | 日記 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
2/6 浅草旅行記
また今日も池袋に来ました。今、この時間、大阪のビジュアルアーツ専門学校では、ゴダールの爆音上映が始まろうとしていることでしょう。しかし、ここ新文芸座では『キングコング対ゴジラ』の上映の幕が上がろうとしています。ワクワク・ドキドキ~
うふふふ『キングコング対ゴジラ』と『モスラ対ゴジラ』の2本を観ました。スクリーンで観るのはこれが初めてではないのですが、・・・生涯3回目? 改めて見直すと色々と気付かされることがありました。充実した時間を過ごしたぞ。

さて今日はどうしようか。かつて私も若い頃は東京に行くときは、渋谷とか原宿とかに行ったものですが、若者が街に溢れているところに行く気力が湧いてこない。
もうこの歳になると、浅草を観光するくらいで、丁度ええわ。

というわけで、今日は浅草名画座に行きました。浅草には名画座が3軒あって、そのうちのひとつです。↓↓↓各画像をクリックしたら大きくなります。
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浅草名画座は東映時代劇のラインナップが充実しているらしい。
↓↓↓
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関西の皆様がゴダールを観ているとき、私は鈴木則文監督の『シルクハットの大親分』を観ていたのです。若山富三郎、藤純子、天津敏や遠藤辰男が異常に生き生きとした傑作でした。最初は何かコントを観ているような映画だったが、徐々にヤクザ映画らしくなってきた。
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浅草の映画ファンのおじさんにとっては、映画と競馬の趣味が一体化しているらしい。受付で競馬新聞が売ってました。しかも上映スケジュールのタイムテーブルの隣に、本日の競馬の結果が張り出されてある。映画の休憩の合間、競馬新聞を片手に、おじさん達が自分の買った馬券をチェックする姿がみられました。
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【2011/02/06 23:27 】 | 日記 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
2/5 浅草旅行記
本当を言うと、この週末の2月5(土)6(日)は、私は関西にいる予定でしたが、仕事の都合で東京に居ることに急遽なったのです。
本来だと、この週末は、シネ・ヌーヴォで空族の特集上映と、ビジュアルアーツ専門学校でゴダールの『映画史』の爆音上映を観るはずだったですが、予定が大幅に狂ってしまいました。あぅぅ、空族と爆音上映が観たかったわぁ。残念、無念。

よーし、こうなったら東京でしか観られない映画をいっぱい観てやるぜ。関西の映画ファンの人達が「えっ、東京でそんなの観てたんですか。いぃなぁ~」と羨ましがるようなものチョイスしてやる。あいつらに目に物を見せてやるぜ。

まず本日は池袋に移動。新文芸座で『フランケンシュタイン対バラゴン』と『ゴジラ対ヘドラ』を観ました。スクリーンで観たのは初めて。大迫力。大満足良かったわぁ。おぅジャック・ロジェのオールナイトとかやってるし~。でもそうはしておれん。他に観たいものがあるのだ。
↓↓↓クリックしたら大きくなります。
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夜になって浅草へ移動。東京の映画の都、浅草にやって来ました。浅草新劇場に入りました。松竹・東宝・日活・大映の映画が一度に見られる都内で唯一の映画館であるらしい。
↓↓↓クリックしたら大きくなります。
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浅草新劇場には二階席があって、新世界公楽劇場に建物の造りが似ています。
中に入って日活映画の『男の紋章 風雲双つ竜』(1968年・日活 監督=松尾昭典)を観ました。地元のおじさんが沢山居て、けっこう賑わっていました。
新世界の日劇会館やトビタ劇場のように、座席で煙草を吸ったり、ビールを飲んだりしている客がいません。皆さん、マナーが大変よろしいわぁ。
 と思っていたら、おじさんがドンブリ片手に劇場に入ってきて、僕の前の席に座っておソバをずるずると食べ始めた!場内のおソバの匂いが立ちこめる。周りの客は”チッ”という雰囲気を醸し出したのであった。

新世界であろうと、浅草であろうと、場末の名画座はだいたい似たような雰囲気です。ボソボソと独り言を言っているおじさんとかも居る。そして同じような匂いが劇場内にする。トイレの小便くさい匂いと煙草の煙がかぐわしく匂い立つのでした。
でも新世界と違って、劇場内に煙草の吸殻が落ちていなくて、浅草の方がキレイと言えばキレイ。でも女性客は一人しか見かけなかったな。

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★2月17日 ゴダールの爆音上映は『世界史』ではなく『映画史』でした。書き間違えました。

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【2011/02/05 23:07 】 | 日記 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
2/3 関東で恵方巻きを食する
 出張で東京のホテルに居ます。ホテルのテレビが地デジに対応されていました。私が普段自宅で見ているアナログ放送とは、やっぱり画質が全然違う。画面の手前から奥まで、ビシッと焦点が合っているような感じで、どうも見ていて気持ちが悪い。ま、慣れるだろうけど。
 ところで、今日2/3は節分の日。恵方巻きを食べなければならない。
 恵方巻きは関西方面で広まったならわしのように思えます、ほんの10年以上前までは関東地方では、恵方巻きとかなかったように思うんですけど。コンビに行ったら恵方巻きが売ってありました。今頃、そごうの地下食品売り場では、1本数千円する高級な恵方巻きを売り出しているのだろうな。
 コンビニで買って帰りホテルで食べました。アイスクリームも同時に買ったのですが、スプーンを貰い忘れました。仕方なしに、耳かきを代用してアイスクリームを食べました。出張先に耳かきは必需品ですよ~。
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【2011/02/03 20:23 】 | 日記 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
『キック・アス』
ヒットガールの女の子は殺意を発散している
hg.jpg『キック・アス』を神戸での初日に観るべくOSミント神戸の20時20分の回に観に行ったら、お客さんが80人近く詰めかけていました。いつもはレイトショーは5、6人しか人がいないのに。口コミの力って、やっぱあるんだね。
『キック・アス』を観ていて泣いてしまった。夕日のガンマンのメロディが流れて、ドアのガラスの向こう越しに、学生服姿の女の子が見える。それだけで十分に泣ける。待ち受ける敵陣に単身殴り込み、という映画の王道パターンをラストにもってくるのは、やっぱり観ていて燃えてくる展開です。
 11歳の女の子が大の男どもをバッタバッタとなぎ倒す。そりゃ面白いに決まっているでしょ、盛り上がるに決まってるでしょ。反則じゃないですか。
 風がピューっと吹いてヒットガールの紫色の髪を舞いあげる。「I'm Hit Girl.」・・・かっこ良過ぎです。

『キック・アス』を観たら『キル・ビル』が弛緩して観えるかも。あのユマ・サーマンのアクションがね。タランティーノも好きですが。『キック・アス』は昔のアメリカ映画のテクニカラーのような濃い目の画調。鮮やかな色彩の画面が埋め尽くされています。常識的には考えられない配色です。学校の机の色は緑色だし、最初にキックアスが戦う場面で喫茶店の壁の色が緑色に塗りつくされている。男の子の部屋の壁が紫色に塗られている。よくみると配色がそれぞれのキャラクターに呼応しているようだ。悪役の配色の基調は赤色であるらしく、朝食のテーブルには真っ赤なリンゴとチューリップが積み上げられている。

 ヒット・ガールが最初にアクションを見せる場面。彼女の登場の仕方のタイミングが絶妙。未知のキャラクターが突然現れるタイミングは、こうあるべきだ。最初何が起こったのか僕もと思った。彼女のアクションには狂気も孕んでいる。結構スプラッタな味付けもあり、殺意に満ちたアクションでした。でも、いくらヒーローだからって、こうも次から次に人を殺して、どうして警察に捕まらないのだろう?ヒットガールの殺戮描写を、残酷な殺人ショーと見るか、巫女さんの舞いのようなものと見るべきか。
 これだけ観客が集まっているにも関わらず、何故か場内はシーンとしている。ポカ~ンとスクリーンで繰り広げられる光景に見とれている感じだ。木材工場での、隠しカメラで撮られた殺戮場面の光景に、悪のボス達が見入ってしまうのと同じようなことが起こったのかもしれない。

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【2011/01/30 23:03 】 | アメリカ映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
『ノルウェイの森』 トラン・アン・ユン監督
とっても面白かったんですけど。noruway.jpg
『ノルウェイの森』を観ました。観る前に、色々な御方から本作への不評を聞いていたので、鑑賞前からハードルが下がりまくった状態でした。しかし、いやぁかなり面白かったですよ。私は満足しました。トラン・アン・ユン監督の映画を観るのは今回が初めてですし、そもそも、私は村上春樹を呼んだことがないので、検討はずれのことを言っているかもしれませんが。
 松山ケンイチと菊池凛子の実年齢よりも5歳ほど年下に若作りした姿と、体温を感じさせない冷たい口調の棒読みセリフが、映画に不思議な磁場を呼び込んでいるように思えた。最初、なんだこれは?と当惑しながら観ていたのですが・・・面白く思えてきたのでした。
『ノルウェイの森』での、役者をまるで人造人間のごとき扱いは何なんだろう。
 役者さんに自由に演じてもらうことで個性を引き出すのではなく、口調や表情をある種の”型”にはめてしまうことによって、却って役者の個性が際立っているように思います。こんなやりかたを徹底して、とことんやて突き抜けると、人間の凄みが伝わってくる場合が稀にあるように思えます。ひょっとしたら『UNLOVED』(万田邦敏)や『夜光』(桝井孝則)でもこのような現象は起こっている・・・のでしょうか。ちょっと違うかもしれないけど、小津安二郎やストローブユイレもそんなところがあるかしら。

 映画全体で電話が重要な役割を果たしているように思えます。松山ケンイチが電話で喋るうちに、相手との距離感を喪失してゆくような感じがして、ラストに「僕はどこに居るんだろう?」ということになるのでしょうか。

それと、菊池凛子のチック症のようなキョロキョロとした眼球の動きが気になって仕方なかったです。

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【2011/01/18 22:59 】 | 日本映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
『シネマトグラフ・オブ・エンパイア2』上映告知
『シネマトグラフ・オブ・エンパイア2』
「今、ヘラクレイトス以前、地球を叩き割る、無始源の狂恋」


名古屋シネマテークで開催される「第24回自主製作映画 Festival at Nagoya Cinematheque 何でも持って来い!」において、木村卓司(ケンシロウさん)監督の最新作『シネマトグラフ・オブ・エンパイア2』が上映されます。
詳細のスケジュールは下記をご参照ください。
このページの下の方にある”スケジュールはこちら!”の部分をクリックしたら、詳細が分かります。12月25日の夜20時50分の回のプログラムで、『シネマトグラフ・オブ・エンパイア2』は22時14分からの上映となります。
↓↓↓
第24回自主製作映画Festival at Nagoya Cinematheque何でも持って来い!

木村卓司監督のコメント
「上映時間1時間32分の気宇拡大な大自然大叙事詩です。何の論理もない初めてカメラを持った原始人が衝撃で撮り捲った様な岩が急な坂をゴロゴロ飛び跳ねつつ転がっている衝撃が延々続く映画を目指しました。」

前作の『シネマトグラフ・オブ・エンパイア』には何故か私も出演しておりました。今作は私は映画を観ておりませんので、まだなんとも申せません。名古屋まではちょっと遠くて観にいけないのですが、いずれ観れる日を楽しみにしています。感想はまたそのときに。

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【2010/12/21 22:52 】 | 自主映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
明日11月23日(火)は、こぞって神戸映画資料館に行くべし!
神戸映画資料館で”GEIDAI-CINEMA #4 in KOBE”と題して、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻(ながい名称・・・)の4期生の修了作品5本が上映中です。同時に濱口竜介作品集も上映中です。
↓↓↓
GEIDAI-CINEMA #4 in KOBE

11月20日(土)に観に行きました。『海への扉』『cage』と黒沢清監督と芸大生5人とのトークショーを観てきました。お客さんの入りは、まずまず。客席の8割は埋まっているかしら。
翌日、11月21日(日)に残りの芸大生作品『teto』『浮雲』『真夜中の羊』を観に行ってビックリ。昨日集まっていたお客さん達の大半が潮が引くように消えてしまいました。黒沢清監督もトークの中で、「これらは必見です。傑作です」と仰ってプッシュされていたのに。これはどうしたことか。皆、有名人は見たいけど(僕もその一人ですが)、映画は観ないのか。それとも大阪ヨーロッパ映画祭?駅ビルシネマで大映映画?planetで西部劇?・・・に行っているのかしら。色々と誘惑は多いしね。

関西で自主映画の特集といえば、”シネ・ドライブ”とか”CO2”もしくは”シネマトグラフ・バトル・ロワイヤル”とかがあって、そこそこ観客を集める。だのに東京藝術大学作品と濱口竜介に何故、客が集まらないのかしら。関東から来た自主映画だから?、いやいや、”桃まつり”や”傑力珍怪映画祭”は、そこそこ集客していたぞ。

わざわざ関東から監督さんがお見えになって舞台挨拶もされるというのに、集まったお客さんが4名というのは・・・ちょっと厳しいものがあるぞ。
むむぅ、残すところ明日1日だけの上映となりました。芸大作品としては『浮雲』と『真夜中の羊』、濱口竜介作品は『永遠に君を愛す』のみです。少しでも多くの観客が集まるように、微力ながら紹介文を書くぞ(役に立つか知らんけど)。すみません。ちょっとだけネタばれも含んでいます。


『浮雲』長谷部大輔監督
osiri.jpg主役級の女優3人がお尻丸出しで頑張るステキ映画。
役者って大変やなぁ、と思いました。よくこのような内容の映画に出演されたものだ。松本夢子さん、ほたるさん、るびさん、本当に偉い。
お下劣な描写を重ねつつも”汚物”を画面にいっさい写さない、という点がこの映画の凄いところだと思います。”恥ずかしさ”が消失した一種のユートピアのような世界が描かれています。
羞恥心がかき消され、家族や血縁関係も曖昧にされてゆき、もう人間なんて全部溶けて消えて混ざり合ってしまえ、みたいな突き抜けをしているように思えました。レズプレイにふける女二人(片目の売春婦と放送部の先輩)の頭上から大量に降り注ぐローションには、そういったものを感じました。

『真夜中の羊』ヤング・ポール監督
miyamoto.jpg個人的にはもっとも気にいった一本。自信を持って面白いと人に勧められる作品。
何と言っても”気配”の演出が素晴らしい。空き物件の一軒家の2階に岡部尚が登る。ベランダに出る。ふと背後に気配を感じる。岡部尚が気配のする方向へ恐る恐る。するとカットが一気に変わって、そこにガーンと宮本りえの顔面のクローズアップ。この彼女の登場の仕方にやられました。『こんなに暗い夜』以来、宮本りえさんが好きなんですよ。
夜中、岡部尚の婚約相手が目を覚ます。二階のベランダに立つ宮本りえを見てしまう。彼女の背後に怪しげな気配が漂っている。もう婚約相手は宮本りえに魅入るしかない。
コーヒーカップを手ですすーっとゆっくりと払いのけてテーブルの下に落としてしまうだけのことで、怪しい気配が画面に満たされる(割れたコーヒーカップを画面に映していないことに注目。カップの行方を示さないのでコワさが増す)。
「出番です」と言われて出てきて、すぐに死んでしまう刑事さんの使い捨てぶりにも不気味さが増します。

色々と書きましたが、皆さんの目で観てもらうしかないです。かけつけましょう。書いているうちに、僕ももう一度観たくなってきました。

最後に爆弾発言。私、明日は仕事があります。神戸映画資料館に行けるかどうか、分かりません。すまぬ。

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【2010/11/22 22:49 】 | 自主映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
『事件』 野村芳太郎
jiken.jpgえげつない言葉責め!

どうも野村芳太郎の映画はヤバいと以前から思っていた。『震える舌』とか『八ツ墓村』を新世界公楽劇場で観たことがあって、ホントに震え上がりました。題材からは考えられないくらい、必要以上にヤバい、コワい映画でありました。
テレビでしか観たことがないのですが『疑惑』という優れた裁判映画もありました。弁護士役の岩下志麻が裁判の過程で、真相の秘密を暴いていく過程の描写に、強く引き付けられたことを覚えています。岩下志麻と桃井かおりの粘着的な女優対決に見ごたえがありました。「燃えろ女の野望」ってビデオのパッケージに書いてあったけな。
野村芳太郎の映画はまだまだ全然観ていないのだけれども、あの粘着質な描写力は何なんでしょうね。昭和的なオカルトがちょっと混じっているような。普通の題材でも野村芳太郎が撮ると何かヘンな感じがする。

で『疑惑』よりも、数年前に撮られた『事件』という映画を観ました。永島敏行が松坂慶子を殺害した容疑で捕まり、裁判が始まります。松坂慶子と大竹しのぶの姉妹が、永島敏行を奪い合った過去があるという設定です。
裁判映画なのですが、『疑惑』とは違って、弁護士が、裁判所に証人として呼ばれた人物を責めたててゆくのがこの映画の真骨頂だ。
検事が芦田伸介で、被告側の弁護士が丹波哲郎。丹波哲郎が、証言台に立った渡瀬恒彦、西村晃、森繁久彌をぐいぐい苛烈な言葉を浴びせかける。ちょっとでも彼らに動揺が見受けられたら、そこを糸口として、どんどん責めたてる。粘着的な言葉責めだ。言葉の暴力だ。で、うろたえる証人たちの剥き出しの姿を野村芳太郎は描写してゆく。
”真相の究明”ならなんでもしてよいのか。個人の秘密を暴いている、という感じすらします。裁判長役の佐分利信は事の成り行きを見守るだけで、何もしないという・・・。

大竹しのぶは絶品です。この時期が全盛期です(多分)。現在の、長澤まさみや石原さとみよりも、本作での大竹しのぶの方が、はるかにかわゆいし素晴らしいです。観ていてメロメロです。大竹しのぶも、弁護士の法廷での言葉責めの犠牲者になるのですが・・・

大竹しのぶ「妊娠が分かってから、彼(永島敏行)とはアレをしてないですし・・・」
弁護士  「アレとは何だ、はっきり言いなさい!」
大竹しのぶ「セックスですぅ~(号泣しながら)」
あぁもうこのやり取りがたまらんわ。裁判長、もうやめたりぃな、と言いたくなります。

映画が後半に進むにつれ濃厚なメロドラマになってくるのですよ。
永島と松坂の二人乗りの自転車のあとを、画面奥から自転車に乗って後をつける場面の素晴らしさ。
松坂慶子のヤサグレっぷりも素晴らしいし、何よりも彼女に粘着的なものを感じる。義父に犯されて実家を飛び出したけど、東京に行っても上手くいかず、渡瀬恒彦とも上手くいかず、故郷に戻っても上手くいかず、永島青年と恋に落ちて人生を挽回しようとしたのに上手くいかず・・・。
自らナイフに刺されにいった松坂慶子の泣きそうな表情に、観ているこちらも胸が熱くなりました。ちょっと観ていて私も涙が出てきました。

当初は気の荒いヤクザにみえた渡瀬恒彦も、何だか最後はカラッとした良いお兄ちゃんになっているしね。渡瀬恒彦は最初から事の顛末を何もかも知っていたのです。法廷で見せた乱暴な態度は、男と女の揉め事に裁判所や弁護士が口を挟むんじゃねぇ、というは彼なりの反抗だったのでしょうね。

あっと言う間の2時間20分でした。

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【2010/11/14 23:07 】 | 日本映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
西部劇を観るはずが、野村芳太郎に惹かれる
planetのホームページによると今週末の13日より西部劇の特集上映があるらしい。ホークスやペキンパーなど、なかなかのラインナップだ。よーし本日はplanetに行くぞ。
でもタイムテーブルが載っていないので、いつ行けばよいのか分からない。大体いつも通り15時頃からスタートかな、と思って14時30分頃にplanetに行ってみるも、誰も居ない。事務所にも鍵がかかっている。どうしたことか。
お客さんがもう一人来ていて「今日は上映はないんでしょうか?」などと、聞いてこられたが、私にも分からない。そこへ50代の専業主婦の熱烈な映画ファンの女性の御方もやってきて、映画のチラシを幾つか持っていってすぐに出て行ってしまわれました。

今日は京都の駅ビルシネマに行ってポルトガル映画を観るべきだったろうか。
京都に足を運ぶ気力はない。やけくそになって新世界に行く。
日劇会館で『十一人の侍』(工藤栄一)と『事件』(野村芳太郎)を鑑賞。いや、これが実に面白かったのですよ。とくに『事件』の方に惹きつけられました。

帰宅してplanetのホームページを見ると、西部劇特集は20日から始まるようにスケジュールが直っていた。いや少なくとも昨日の夜までは13日より開始となっていたのに。
こら、ちゃんとせい、planet

『十一人の侍』 戦術よりも人情味重視?
jyuuiti.jpg『十一人の侍』ですが『十三人の刺客』とも比肩されることの多い傑作時代劇。むむむ、でも僕は『十三人の刺客』の方がより面白く感じられたかな?
『十三人の刺客』の場合、敵の軍勢はどの経路を通るのか?街道のどこに隠れたのか?・・・
という片岡千恵蔵vs内田良平の頭脳戦の駆け引きがあったり、罠の建造は間に合うのか?というタイムリミットの楽しさがあったり、建造物の迷路のような仕掛けの楽しさがあったり、嵐勘寿郎や月形龍之介のベテラン俳優の共演があったり、見所が満載でありました。
『十一人の侍』もラストの土砂降りの雨の中でのチャンバラなどは迫力があります。がその一方で、佐藤慶と大友柳太朗らによる政治的な駆け引きを描くことに比重がおかれているため、『十三人の刺客』ほどの映画的なダイナミズムを生み出すには至っていないと思われます。むしろ人情味が描かれています。
武士社会に生きるがゆえに夏八木勲とその妻の宮園純子は引き裂かれます。彼らの互いを想い合う気持ちなどに、物語の重点が置かれているようにみました。

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【2010/11/13 23:50 】 | 日本映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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