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『女は男の未来だ』 ホン・サンス
mirai 世が世ならエロ映画の巨匠のように思われかねないホン・サンスだが、割と僕の好みだったりする。さらに言えば前作の『気まぐれな唇』の方が個人的に好きだったりする。前作の『気まぐれな唇』の主役のキム・サンギョンの周囲に醸し出されていた”おかしみ”が『女は男の未来だ』には欠けており、男と女の関係に一段と生々しさが増している。
 『気まぐれな唇』のキム・サンギョンを始めとしてチュ・サンミ、イェ・ジウォンなどは、ユーモアの味付けでディフォルメされていたように思う。が、『女は男の未来だ』のユ・ジテ演じる大学教師のちっちゃさは本当に現実にもこういうタイプの人間が居そうに思えてしまう。私個人の感覚かもしれないが、どうだろう。
●偉大な「だべり」映画
 上の一枚の写真からホン・サンス映画の特質が見て取れる。
 ゴダールは「男と女と車」だけで映画が撮れると確信したが、ホン・サンスは「男と女とつまみ」だけで映画が撮れると確信する(と思う)。
 ホン・サンスの映画は人物同士がつまみを口にしながら、いつになったら終わるかわからない長々とした「だべり」によって成り立つ環境の場である。そして私達観客にとっては、彼らの会話からふとした弾みでこぼれ落ちた人の心理を見る、人間観察の場なのかもしれない。

●食欲=性欲
 『気まぐれな唇』にせよ『女は男の未来だ』にせよ、食事の場において耳障りな咀嚼音が強調されていた。ユ・ジテがバリバリと噛み砕く飴の音。映画の始めの方、中華料理屋で向かい合って食事をする場面でのキム・テウとユ・ジテのグチャグチャと立てる咀嚼音。或いは『気まぐれな唇』の焼肉屋でのチュ・サンミとキム・サンギョンの旺盛な食欲が思い出される。
 ホン・サンス映画において性欲と食欲は同義である。だいたいからしてホン・サンス映画の描く人物は食欲が強いほど性欲も強い。彼の映画の人物がひどく生々しいのは、この2つの根源的な欲望を下敷きにして、人物同士が何気ない「だべり」を展開するからに他ならない。

●判らなかったこと
 観ていて良く理解できない場面がありました。

1.女子大生からマフラーを貰い「良い匂いがする」、と言って目を閉じるユ・ジテの周りを囲む学生が笑い過ぎではないだろうか。あの場面で学生さん達はどうしてあんなに笑ったのかしらん?
2.冒頭の中華料理屋の窓ガラス越しの向こうに立っていたた女性はソン・ヒョナだったのでしょうか? やってきた車に乗って彼女はどこかに行ってしまいますが、後の場面で彼女がキム・テウとユ・ジテに合いに来た場面で彼女の乗った車が、先の場面と同じものだったように思う。

 私には良く分かりませんでした。どなたか教えてくださいませんか?

テーマ:韓国映画 - ジャンル:映画

【2006/01/22 11:39 】 | 韓国映画 | コメント(0) | トラックバック(1) | page top↑
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