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『紀子の食卓』
noriko  園子温が日本映画の最先端を突っ走っているらしい、ということを知ったのはごく最近のことだ。『自殺サークル』『奇妙なサーカス』も未見。『夢の中へ』すら未見だというのだから、全くもって不勉強というより他ない。
 で、初めて観た『紀子の食卓』は凄かった。時代と切り結ぶ大傑作である。ラストの惨劇が終わった後、綺麗サッパリと片付いた居間で繰り広げられる食卓での白々しい家族の光景を見よ。死体や血飛沫はどこに消えたんだ?、いやそんなことはどうでも良い。
 個人の人格を認めない限り、いわゆる理想的な家族というものは、あてがわれた役割を各自がロールプレイに徹することでしか成立し得ない。たとえば黒沢清の『ニンゲン合格』はバラバラの個人がひとつの場所に集まると、家族のようなものに見えるというものだった。
 『紀子の食卓』の場合、家族に固執する者は自滅し、家族に属すことができない若者は他人に殺されることを受け入れるか、集団自死を選びとる。自殺サークルの一味に言わせると、その法則は自然なサークルであり循環だという。恐ろしく、寒々しい。
 サークルから脱し新たな一歩を踏み出す妹の吉高由里子は、危ういかもしれないが、良くも悪くも未来があるだろう。だが、姉の吹石一恵はどうなってしまうのだろう?

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2006/12/30 12:32 】 | 日本映画 | コメント(0) | トラックバック(2) | page top↑
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紀子の食卓/吹石一恵、つぐみ、吉高由里子、光石研
『一家団欒という日常風景にひそむ、嘘---。既に崩壊した現代の家族の姿を、園子温が炙り出した。衝撃のホームドラマです』というのは、プログラム冒頭にあるキャッチコピーですが、全く、園子温監督ってば評判通り鬼才というか変人というか(笑) ホントは公開後すぐに観... カノンな日々【2007/02/01 22:28】
お父さん、延長します?
215「紀子の食卓」(日本) 2002年5月26日新宿駅で女子高生が手を取り合って一斉に線路に飛び込んだ・・・ その前年豊川市に住む17歳の女子高生島原紀子は、「廃墟ドットコム」というサイトで知り合ったクミコを頼りに東京へと家出する。クミコと出会った紀子 CINECHANの映画感想【2007/04/14 12:02】
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