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劇場版『相棒-劇場版Ⅱ-』
東映プログラムピクチャの味わい
kisibe.jpg 劇場版『相棒-劇場版Ⅱ-』が予想以上に面白かった。派手な銃撃戦とかカーチェースとか無くても、構成がしっかりしていたら良い映画は出来あがるのだなぁ、と感心しました。
 前作の『相棒』が公開されたときケンシロウさんが褒めておられて「和泉聖治が復活した!」とか言ってたように思います。僕にはその良さが分からなくて「あんなタルイ展開の映画、どこが良いんですか?」などと言ってしまったのは恥ずべきことだった。前作はホントあれねぇ、マラソンとか海外派兵とか不要なエピソードが多すぎて辟易しました。Sファイルとかいうのも映画のマクガフィンとしては弱かったし。右京刑事(水谷豊)が犯人と電話越しにチェスをする場面の説得力の無さにも辟易だった。
ところが『相棒-劇場版Ⅱ-』はすみずみまで、調和と均衡がとれていてびっくりした。冒頭の港の空撮からして、オッと思わせた。そして狭い船内での銃撃シーン、エレベータの扉を介して小西真奈美の身体を引っ張り合うときのスローモーションの使い方など素晴らしい。
 映画が始まって、30分くらいしたら真犯人が分かってしまうという、この余裕ぶりが凄い。日活無国籍アクションと東映任侠映画をさりげなく現出させる余裕。
 ラストは銃撃でなく匕首で勝負をつける。水谷豊の腕の中で絶命する岸部一徳という構図だ。縄張り争いの抗争の果てに仲間のヤクザが刺され、主役のヤクザ(鶴田浩二とか高倉健とか)の腕の中で息絶える、という構図は、東映任侠映画で幾度となく繰り返されてきた。岸辺一徳の死にざまは、その変奏とみることができるかも。
 しかし映画前半部の中華街でのエピソードはちょっと蛇足だったかしらね。何の伏線にもなってないし。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2011/03/04 20:37 】 | 日本映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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