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『忘八武士道』 石井輝男
bouhachi2.jpg2010年9月4日、『忘八武士道』を約15年ぶりにシネ・ヌーヴォの石井輝男特集にて観賞する。感動的な対面。これが美しい映画でした。
いやね、15年前に観た時はフィルムの状態が良くなかったんですよ。退色したキズの多いプリントだったのです。ザラついた映像の中で、首や手や耳たぶが飛び散っていくので、観ていてコワさ倍増だったのですよ。女優の裸体も色あせて見えたしね。

今回の『忘八武士道』はきれいなプリントでした。何と言っても女優さんの素肌が美しい。ひし美ゆり子も大変美しく思える。裸体が美しいというのも勿論ですが、なんというか、物も言わず脇にスっ控えている姿が美しく感じました。ひし美ゆり子は遠藤辰雄の脇にいつも控えているのですが、この控えているときの佇まいが美しいのです。

”ポルノ時代劇”と副題にあるように、女優の裸が大量に出てきます。出る人出る人、次から次へと、スッポンポンになっていきます。この裸体が非常にきれいに感じました。女忘八者は内田良平と闘います。その様子がスローモーションで捉えられますが、きれいな映像なのです。ため息が出そうになりました。
燃え盛る業火を、着物姿の女忘八たちが、地面を転げ回って消火する様子など、印象的な場面が記憶に残っています。消火作業を終えて、スッポンポンの状態で夜道を歩いて帰る後ろ姿にも惹かれます。

でもね、映像が美しければ美しいほど、人体破壊描写に拘れば拘るほど、ちょっとストーリーが粗っぽくなってしまっているかな、という気がします。
丹波哲郎は伊吹五郎と最後にちゃんと決着を付けるべきではないでしょうか。あれほど前フリをしたのだから。それと忍者の黒鍬組もあまりストーリーに絡んでこないし。内田良平もあっさりと死んでしまうし。
吉原遊廓のセットもちょっと貧弱だったかな。ロウソク立ての側を人が通ったら、ロウソク立てがグラグラと揺れていて、危なく思えました。

“忘八者"とは、八つの徳、「孝・悌・忠・信・礼・義・廉・恥」を全て忘れた無法者、人にして人に非ず、人たる姿を忘れた鬼畜外道、ということらしいが、厳しい掟に縛られた過酷な世界のようです。まずオーディションに合格せねば忘八者にはなれないという。自分の損得以外のことで手を下してはいけないとか、妙なボデイランゲージを覚えなければならないし。結構大変な生活のように思えました。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2010/09/07 22:57 】 | 日本映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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