スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:-- 】 | スポンサー広告 | page top↑
『バルドー/ゴダール』『パパラッツィ』ジャック・ロジェ監督
bb.jpgKAVCでのジャック・ロジェ監督上映にて鑑賞。
ゴダール監督の『軽蔑』の撮影風景を記録したドキュメンタリー、と思いきや、映画が進行するにつれちょっとづつ、何かがズれてゆく感じがした。
第一部の『バルドー/ゴダール』ではどちらかというと、引きの画が多くて遠慮気味で、映画の撮影の様子が淡々と綴られる。映画の現場では予定変更、ということがよく起こるのね、ということが分かるので興味深いが、全体の紹介みたいな感じで、そう盛り上がってこないように思う。

第二部の『パパラッツィ』では、カメラがゴダールやラングに寄ってゆく。ブリジット・バルドーのアップショットまである。
さらには”BB”の文字が画面にちらついたり、ブリジット・バルドーの写真が高速でモンタージュされたり、音楽がぶつ切りになったりする。ジャック・ロジェにしてはサービス精神旺盛な編集だ。よーし、ゴダール映画のドキュメンタリーなのだから、ゴダールみたいな演出をしてしまおう!、みたいな勢いを感じる。

ブリジット・バルドーを撮るため、岸壁や草むらにパパラッツィが隠れている。彼らはカメラを突き出して、じっとこちらの様子を伺っている。まるで狙撃兵のようだ。
不思議なのはパパラッツィ達が、この映画の製作に対して、妙に協力的でな態度をとることだ。ちょっと馴れ馴れしいようにも感じる。
パパラッツィがカメラを構えて被写体を狙っている様子を、映画のカメラにパパラッツィの背後から撮ることもさせている。
さらにインタビューに応じて「私は○○社の○○という者だ」と、名乗りだしたりする。屈託の無いカメラマン達は、『ブルージーンズ』や『アデューフィリピーヌ』に出てくる、節操のない若者達の姿に重なるように思えた。
映画のドキュメンタリーと言いつつ、ジャック・ロジェの関心はパパラッツィの素顔に向けられてゆくところが面白い。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2010/08/15 22:43 】 | ヨーロッパ映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
<<『メーヌ・オセアン』ジャック・ロジェ監督 | ホーム | 甲子園球場に行ってみた。>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。