本当を言うと、この週末の2月5(土)6(日)は、私は関西にいる予定でしたが、仕事の都合で東京に居ることに急遽なったのです。
本来だと、この週末は、シネ・ヌーヴォで空族の特集上映と、ビジュアルアーツ専門学校でゴダールの『映画史』の爆音上映を観るはずだったですが、予定が大幅に狂ってしまいました。あぅぅ、空族と爆音上映が観たかったわぁ。残念、無念。
よーし、こうなったら東京でしか観られない映画をいっぱい観てやるぜ。関西の映画ファンの人達が「えっ、東京でそんなの観てたんですか。いぃなぁ~」と羨ましがるようなものチョイスしてやる。あいつらに目に物を見せてやるぜ。
まず本日は池袋に移動。新文芸座で『フランケンシュタイン対バラゴン』と『ゴジラ対ヘドラ』を観ました。スクリーンで観たのは初めて。大迫力。大満足良かったわぁ。おぅジャック・ロジェのオールナイトとかやってるし~。でもそうはしておれん。他に観たいものがあるのだ。
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夜になって浅草へ移動。東京の映画の都、浅草にやって来ました。浅草新劇場に入りました。松竹・東宝・日活・大映の映画が一度に見られる都内で唯一の映画館であるらしい。
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浅草新劇場には二階席があって、新世界公楽劇場に建物の造りが似ています。
中に入って日活映画の『男の紋章 風雲双つ竜』(1968年・日活 監督=松尾昭典)を観ました。地元のおじさんが沢山居て、けっこう賑わっていました。
新世界の日劇会館やトビタ劇場のように、座席で煙草を吸ったり、ビールを飲んだりしている客がいません。皆さん、マナーが大変よろしいわぁ。
と思っていたら、おじさんがドンブリ片手に劇場に入ってきて、僕の前の席に座っておソバをずるずると食べ始めた!場内のおソバの匂いが立ちこめる。周りの客は”チッ”という雰囲気を醸し出したのであった。
新世界であろうと、浅草であろうと、場末の名画座はだいたい似たような雰囲気です。ボソボソと独り言を言っているおじさんとかも居る。そして同じような匂いが劇場内にする。トイレの小便くさい匂いと煙草の煙がかぐわしく匂い立つのでした。
でも新世界と違って、劇場内に煙草の吸殻が落ちていなくて、浅草の方がキレイと言えばキレイ。でも女性客は一人しか見かけなかったな。
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★2月17日 ゴダールの爆音上映は『世界史』ではなく『映画史』でした。書き間違えました。