金沢に行く前も、着いてからも大変でした。
■その前に姫路に用があるのだ金沢映画祭の初日の『シェラ・デ・コブレの幽霊』の野外上映に駆けつけるため、本日は会社の午後を半休をとりました。
でも金沢に行く前にやることがあったのです。それは携帯電話を受け取る必要があったのです。電車の新快速の中で携帯電話を落としてしまい、運よく姫路警察署に落し物として届けられていたのでした。警察署の落し物係、というのはホントにお役所仕事であり、平日の17時45分までしか窓口が開いていないのです。カナザワ映画祭に行くまでに、何とか平日のうちに携帯電話を取り戻したい。
そこで、本日の午後、JRの姫路駅まで行きました。炎天下の猛暑の中を、姫路駅から姫路警察署までトコトコ20分かけて歩いて行きました。もうすでにこの時点で、私は汗びっしょりです。そんで携帯電話をもらって、またJRの姫路駅まで20分かけて戻りました。金沢への道は遠い・・・・。私、まだこの時点で姫路に居ます。
■そうはしちゃおれん。金沢に行かねばなんとしても本日20時丁度にスタートの『シェラ・デ・コブレの幽霊』に間に合うように金沢に行くべし!!



15時44分: 姫路駅で新幹線のぞみ

に乗る。京都までゆく。
16時40分: 京都駅からのサンダーバード33号に乗る。車内は満席で座る場所が無い。電車に揺られること約2時間半。その間、福井まで立ちっぱなし。これはかなり足腰にきます。膝がガクガクいってます。
19時01分: 金沢到着。
市バス

に乗って、金沢駅から香林坊に到着。この時点で19時20分頃。
上映に間に合うか?香林坊から地図を見ながら、21世紀美術館の近くにある野外上映会場の”本多の森公園”を目指ざす。金沢市の中心地をちょっと外れると、あたりは真っ暗だ。想像異常に闇の深い夜道である。暗闇の中をダーっと早足で歩いて



”本多の森公園”に到着。
このとき時刻は19時35分。おめでとう!間に合いました!やり遂げました!
お化けちゃん

が夜道の中をお出迎え。↓↓↓

もうすでに上映会場には大勢の観客が集まっておりました。芝生席は満席で入れず。私は傍らのアスファルトの地面に座って上映開始を待つ。お尻が痛いぞぅ。
不気味な妖しい青い光を放つスクリーン。↓↓↓

間近でみるとこんな感じ。↓↓↓

地元のテレビ局も取材にやって来ていました。TVレポーターの人が「今夜ここで、幻のホラー映画が上映されます」、とかなんとか。↓↓↓

上映会場は満席でした。下の写真には、ちゃんと写っていないけど、暗闇の中に大勢の人がウジャウジャとひしめいているんですよ。↓↓↓

以上、暗闇の中で上手く映らなかった写真

の数々でした。
■上映開始と思ったらさぁ上映開始だ。『シェラ・デ・コブレの幽霊』が観れるぞぅ・・・と思ったら、更にここからが長かった。以後、映写トラブルに見舞われて、果てしない待ち時間が続くのでありました。
~~~~~~~~~~~~~~~
20時00分頃⇒かなざわ映画の会 代表の小野寺さんが開会のご挨拶。さて上映開始、のはずが映写機の不調で上手くいかず。
しばらくお待ちくださいとのこと。その間、テストフィルムを映写機にかけるなどして調整。テストフィルムの内容は”交通ルールの遵守”みたいな教育用のフィルム。テストフィルムは問題なく写る。
~~~~~~~~~~~~~~~
20時30分頃⇒ようやく映写機の準備が整いました。ごゆっくりお楽しみ下さい。ということで上映が始まった。ん?アメリカ映画のはずなのに、見たこともないような言語の文字が写しだされたぞ。これはアラビア語か?・・・と思ったら、フィルムが左右反転してスクリーンに映し出されていたのでした。映写機

に誤ってフィルムを逆さまに装填して上映していたのでした
(注1)。
~~~~~~~~~~~~~~~
20時40分頃⇒わっさわっさとフィルムを巻き戻して、再度上映開始。やっとスクリーンに映像が映し出されるも、今度は音声が不調。フィルムの回転速度がおかしいのか?。金切り声みたいな音声が聞こえてくる。
~~~~~~~~~~~~~~~
もうだめだ。映写機を取り替えるしかない。ということになって、シネモンドから16mm映写機をお借りすることになる。映写機

の到着まで待ち時間。
~~~~~~~~~~~~~~~
21時30分頃⇒映写機が届いてやっとスタート。上映開始。今度は画も音も問題なく上映される。安堵の拍手が場内を包みました。結局、正味1時間半遅れのスタート。
■今からチェックインしないと映画が終了した時点で時刻は22時40分頃。約2時間半、冷たいアスファルトにずーっと座り続けていました。かなりお尻が痛いです。
午後に姫路でウロウロしたことと、電車で立ちっぱなしだったダメージが重なり、私の足腰はさらにガタガタになってしまいました。
その状態で”香林坊”から”金沢駅”まで夜道をテクテク歩いてビジネスホテルにチェックインしました。ここで誤算だったのは、ホテルの浴場が24時で終了してしまっていたことでした。日中、あれだけ大量の汗をかいたのに、風呂にも入らずにそのまま寝ることになりましたました。
で、肝心の映画の『シェラ・デ・コブレの幽霊』の内容はというと、十分に満足のいくものが観れました。映画の感想は明日にでも書きます。
(注1)ちゃんと前もって試写はしたそうなのですが、その後、しまう時にうっかりと逆向きにフィルムを巻いてしまったとのこと。orz 