スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:-- 】 | スポンサー広告 | page top↑
『侠客列伝』
kyoukaku.jpg  『侠客列伝』はスター総出演の映画で豪華には違いないのだが、高倉健や若山富三郎や大木実や 鶴田浩司や藤純子などの各劇中人物の個別のエピソードが連なりあって、マキノ監督は交通整理に 忙殺されているような感がする。ひとつの映画としてベクトルがどこに向かっているのかが 今ひとつピンと来ず、全体が分散した印象。これもスター映画の宿命か。
 迫害を受けるカタギの漁民と博徒一家の連帯感を押し出したかったのかな、とも感じる。 ラストに高倉健たちが殴りこみをしたとき、「やった!やった!やりおったで!! 木戸一家が殴りこみよった!」とまるで、お祭りでも始まったかのうように、 嬉々とする漁民たちの表情が忘れ難い。お祭り騒ぎになるとマキノ映画は本当に盛り上がる。 う~ん、でも、藤純子にまつわる色恋話が全体のストーリに効いていないかな、とも感じる。
 藤純子に片思いしている長門弘之と暗い宿命を背負った鶴田浩司との二項対立で映画を 引っ張っていったらどうだったろう、とも個人的には思われる。 長門弘之は前半は頑張っていたのに、旅に出て以降は出てこないしね。 それと高倉健がラストの殴りこみ以外に、ほとんど何もしないのが納得いかぬ。
スポンサーサイト

テーマ:マキノ雅弘 - ジャンル:映画

【2008/02/13 23:31 】 | 日本映画 | page top↑
『江戸っ子繁盛記』
eddoko  『江戸っ子繁盛記』は中村錦之助の正真正銘のスター映画。全編これ、中村錦之助の魅力満載の映画。
 彼が二役を演じる必然性がどこにもないところが凄い。何故に中村錦之助は ひとり二役なのか。何故なら彼はスターだから、としか答えられまい。 ちゃきちゃきの江戸っ子庶民の中村錦之助と、旗本役のりりしい中村錦之助の両方が ひとつの映画で楽しめる。一粒で二度美味しい実にお得な組み合わせ。
でも庶民と旗本役の二人の中村錦之助がひとつのフレームに収まるとき、吹き替えの人の顔が バレないか、私は観ていてハラハラした。が、代役の顔は上手く影に隠れていて見えない ようになっているんだな。

 江戸っ子の中村錦之助が旗本に妹を殺されたことを知る場面。彼は怠け癖を直すために 酒を断っていた。失意の彼に周囲に「呑みねぇ、呑みねぇ」と勧められるとき、果たして 中村錦之助はお酒を飲むのか?飲まないのか?という一点でサスペンスの高みに達してゆくのが 素晴らしい。血が流れる場面でもないのにドキドキさせられた。
 江戸の町が火事になる場面、それとラストの中村錦之助の立ち回りの場面が大掛かりで凄い。 引きの絵になったときのセットの豪華さといいエキストラの数といい、当時の東映時代劇の底力 の凄さをうかがい知れる。東映時代劇は何とまあ映画の贅沢品だったことでしょうか。

テーマ:マキノ雅弘 - ジャンル:映画

【2008/02/12 23:17 】 | 日本映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
新世界旅行記
 久しく訪れていなかった新世界に行ってみた。私が関西で一番好きだった映画館の新世界公楽劇場も今は空き地となっており、近々マンションが建設される予定らしい。
ground その空き地の周辺はパネルで囲まれていて、中の様子を見ることはできない(←左の写真)。いずれにしろ、空き地であることには違いない。私はこのだだっ広いをグラウンドゼロ と呼んでいる。
 本当にこの場所にかつて映画館が存在したのだろうか。私は赤木圭一郎や宍戸錠や高倉健や鶴田浩司の雄姿を、藤純子や梶芽衣子や松原千恵子のお美しい姿をこの場所で何度も観たのだ。今となっては何だか嘘のように思えてくる。形あるものはいずれ滅びる日がやってくる。これも世の定めというものだ。

kanban ところで、今日のお目当てはマキノ雅弘監督の2本立てだ。新世界東映に行き『列伝』『江戸っ子繁盛記』を鑑賞。さすがは名匠マキノ雅弘、観終わった後に印象的な場面がほとんど思い出せない程、存分に楽しめた。
 いつも思うことだが、マキノ映画の面白さを説明するのは難しい。いや、説明する必要も無いと言えば無いのだが、それでもマキノ映画の面白さを誰かに伝えたい欲望が生じることもある。がしかし、それってどのように面白いの? などと他人に尋ねられてもうまく答える自信がない。さあ何なんでしょうね? と適当に答えてしまう。
 作家的な刻印とも言うべき突出したカットがあるわけでもない。一つ一つの場面が流れるように接続され、観終ってしまえば、あぁ全体的に面白かったね、という感想だけが口から漏れるてくるばかりだ。
 私はマキノ映画を楽しんで観たはずなのに、その面白さをよく覚えていない。ひどいときには映画の内容を忘れてしまっていることもある。
 私はマキノ映画を観ているときに催眠術でもかけられているのだろうか?もしくは私の感性が鈍いということかしら?
 ま、別にどっちでも良いけど、マキノ映画を今年は積極的に観ようと心に決める。ついでだから、明日は感想も書いてみる。

テーマ:マキノ雅弘 - ジャンル:映画

【2008/02/11 23:33 】 | 日本映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。