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韓流サロンVOL.29 報告
tidimi2.jpgキテンさんでの2回目の韓流サロンを無事終えることができました。
最初から参加されていた人13名+途中からの参加者、でした。初めて御参加の御方もおられて新鮮でした。

『クワイェットファミリー』はキム・ジウンのデビュー作で、ブラックコメディーでした。チェ・ミンシクとかソン・ガンホが若かったわぁ~。今から十年くらい前に、韓国でこんな映画が作られていたんですね!

衣服にチヂミの匂いが染み付きました(^_^)。
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【2007/02/27 23:27 】 | 韓流サロン | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
映画狂宴Vol.6 お知らせ
映画狂宴の主催者のライリー警部さんからのお知らせです。

すべての映画はアメリカ映画である
グリフィスをめぐって~巨匠たちの誕生~
 ゴダールの有名な「すべての映画はアメリカ映画である」という言葉は、あらゆる映画がグリフィスを根底に持っているということなのでしょう。
 だからグリフィスを見ないと始まらないのですが、一方で言うと「アメリカ映画こそ世界最高だ」という意味もあったと私は理解したいと思います。実際、アメリカ映画は最高です。これからその最高の映画を見て行きましょう。まずは三大巨匠の誕生の瞬間に立ち会います。

すべての映画はアメリカ映画であるウォルシュ、フォードそしてホークス ~アメリカ映画が誕生する瞬間へ~
syuugou2.jpg ダグラス・フェアバンクス、メアリー・ピックフォード、グリフィスとチャップリンが並んでいるこの写真はハリウッドの誕生を告げています。私たちはこのグリフィスこそ「映画の父だ」ということを自覚しながら映画を見てきたものです。そしてグリフィスの影響の大きさに驚きつつ、それでもなお新しい映画が誕生することの豊かさがあるから映画を見続けていられるのです。ウォルシュ、フォード、ホークス、この三人はグリフィスの影響を当然受けているし、ことにウォルシュはグリフィスから数多くのことを直接学んでもいます。ところが彼らのデビュー当時の作品にはすでにグリフィス映画から多くを学びつつも独自のものが数多く見られます。そのことを一つ一つ瞳を凝らして確認していきましょう。「これはウォルシュだ、フォードだ、ホークスだ」と見つけて下さい。彼らがどれほどまでにグリフィスから学び、しかもオリジナルであったか。アメリカ映画の豊かな歴史が、今、始まります。私たちの特権は、暗闇に輝く画面に瞳を凝らせば、時空を超えて、この偉大な瞬間に立ち会えることにあるのです。

【今回鑑賞作品ご紹介】
「リジェネレーション(更正)」Regeneration  監督:Raoul Walsh」
「譽の名手」Straight Shooting  監督:Jack Ford」
「無花果の葉」Fig Leaves  監督:Howard Hawks

●日時:3月10日(土)  12:30~順次上映~20:00頃終了予定
●場所:PLANET STUDYO PLUS ONE パイロット・ギャラリー 3階
●会費:1,500円以下になったらイイなとつくづく思う。
(機材費 貸しスペース代 ソフト取得料等 かかった分を参加人数で割り勘します)
三本鑑賞の合間におまけ鑑賞する10分ほどの短編のタイトルを最初に当てた方は、今回は無料にしましょう。頑張って当ててください。
なお休憩は、いつもどおり皆様の疲労度や都合を見て適当に決定します。

テーマ:観るべき名作100選 - ジャンル:映画

【2007/02/21 23:07 】 | 映画侠区(映画鑑賞会) | コメント(3) | トラックバック(0) | page top↑
『それでもボクはやってない』
soredemo.jpg パロディアス・ユニティ周辺の作品では、黒沢清、高橋洋、塩田明彦、青山真治にもっぱら僕の興味は集中してきており、周防正行監督の映画はちゃんと観てこなかった。傑作とも聞く『シコ踏んじゃった』すら観ていない。『変態家族 兄貴の嫁さん』も未見。ウェルメイドな映画を撮る監督さんなのかな、程度の認識でしかなかったので、あまり多くは語れない。
 小津安二郎の影響を受けている聞いたような気もする。TVで放映される『Shall We Dance』を見たことがある。無人ショットが多く出てくるので、なるほどこれはピローショットだ、などと一人合点しておりました。ストーリー運びが良質なアメリカ映画的にも似ているかな、などとも勝手に思っておりました。
 そんなわけで周防映画を劇場で鑑賞するのは初めてだったが、『それでもボクはやってない』は迫り来るリアリズムの連打の凄い映画だった。もはや蓮實的なものは画面のどこを見ても写っておらず、映画マニア的な感傷に浸る余裕は残されていない。
 逮捕、訴訟、裁判へと至る過程が緻密なセットや小道具で描写される。
 とはいえ役者陣は馴染みの顔ぶれが揃っているのでドキュメンタリー的な感覚はしない。おそらく周防正行の狙いは、痴漢冤罪事件の解釈でもなく再現でもなく、もう一度、冤罪事件の裁判を観客の目の前で起こすことにある。勇気が要り、かつ恐ろしい企てだ。
 法廷場面での被害者女子学生と加瀬亮をひとつのフレーム内に収めきってしまう驚愕のショット、再現VTR撮影中での加瀬亮の肘がガラスに”ゴツン”と当たる音声描写。小津的でもアメリカ映画的でもないが、周防監督の鋭い映画演出は存分に発揮されていることも見逃してはならない。

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

【2007/02/18 23:56 】 | 日本映画 | コメント(0) | トラックバック(9) | page top↑
エキストラ出演して筋肉痛
 去る2月9日(金)の夜23時頃、携帯電話が鳴り、「エキストラで映画に出ませんか?」というお誘いが来る。二つ返事で快諾。
 翌土曜日、近鉄南海線を乗り継いで大阪の富田林市に朝8時に集合。
 映画の尺は30分ほどで、『パツチギ』のような乱闘シーンのある映画らしい。
 脚本はチラッと見せてもらったが、話の中身はよく知らない。
 ある工場で乱闘が勃発し、大勢の工場員が主人公の男と女を追いかけまわすという場面があるらしく、多くのエキストラが集められていた。僕もその他大勢の工場員のひとりで血塗れのメイクをして、工場の中を走りました。エキストラなのですが、私は緊張しやすいほうなので心臓ドキドキでした。日頃の運動不足がたたって、次の日は筋肉痛になりました。
 さらに翌日は、大掛かりな乱闘シーンを撮影したそうですが、私は映画侠宴の集まりのため参加できず。ちょっぴり悔しい。
 16mmフィルム撮影はDVと違って、焦点距離を巻尺で計測したり、暗くなったら太陽待ちしたりして結構大変なようでした。同録なのでしょうか、騒音にも気を使われてました。
 映画のタイトルと監督は以下のとおり。
 もし万が一映画をご覧になって、スーツと赤ネクタイをした、カワゴン氏によく似た人物が背景で走っていても気にしないように。

  タイトル:『屋根の上の赤い女
  監督:岡太地(『トロイの欲情』『放流人間』)
   岡太地監督は大阪芸大のご出身で、私は『トロイの欲情』の1本しか拝見しておりません。なお『トロイの欲情』は顔面アップの連打から構成される異様なフォルムの凄い映画。稀に見る傑作。

P.S. 交通費をもらうのを忘れる。でも男はそんな小さいことは気にしない。ロケ弁もらえたし。私を紹介下さったイカ監督さん、ありがとうございました。

テーマ:なんとなく映画 - ジャンル:映画

【2007/02/16 22:38 】 | 日記 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
映画侠宴Vol.5 アブラム・ローム映画鑑賞会
 映画侠宴Vol.5に参加してきました。当日カワゴン氏はちょっとお疲れ気味であまり発言しなかったのですが、だらだらと感想を徒然なるままに書きます。
 アブラム・ロームというロシア映画監督は僕は知らなかったのですが、蓮實重彦がホークスと比肩しながら評価しているらしい。ということは面白い映画に違いないのだが、はてホークスに共通するものがアブラム・ロームに含まれているかは私には分からなかった。
 実は言うと、僕はボリス・バルネットの大ファンだ。あぁ『騎手物語』『国境の町』『帽子箱を持った女の子』『レスラーと道化師』!!バルネットはめくるめく魅惑の映画体験でした。
 で、アブラム・ロームはどうかというと、どちらかと言うと僕はバルネットの方が好きかな・・・(ライリー警部さん、ごめんなさい。個人的な趣味の問題です)。
 にしても1930年代という時代に、ハリウッドの影響を受けた映画監督が日本や上海に留まらずロシアにも存在していたことに驚きです。

『Цветы запоздалые』(仮題:咲きおくれた花)
 実に上品な映画。ちょっとドライヤーっぽい? う~ん危なさはドライヤーほど足りてないように感じた。それにドライヤーはああもズームアップやズームインを多用しないと思うんやけどなあ。
 二人の人物がテーブルを挟んで会話していて、一人が立ち上がったら、その動きに合わせてズームアップするというのは・・・。
 医者が女性患者の背中に聴診器を当てて診察するのですが、あそこは女性の背中の裸体がドカーンと画面いに大写しになって欲しい、もっと官能的に(個人的希望ですが(^_^;;))。『裁かるるジャンヌ』での、ジャンヌダルクの拷問に怯える恐怖の顔面が画面に迫ってきたように。

『Нашествие』(仮題:「侵入」)
shinnnyu.jpg これも僕は良く分からず。瓦礫の街の中を戦車が走り回ったり、自転車部隊が火を点けて回る戦闘場面にぎょっとした。ロシア映画もこういう俗っぽいことやっていたのか。
 レジスタンスが集う部屋の中をアブラム・ロームは、人物の構図・逆構図の切り替えし、パン、アクション繋ぎなどの技法を駆使してかなりのカット量を費やして撮っている。実にアメリカ的な映画の文法に則っているものの、『外套と短剣』のホークス(⇒F.ラングの間違いでした。3月28日修正)はもっとじっくり撮っていたように思うが。

『ранатовый браслет』(仮題:ガーネットのブレスレット)
ganett.jpg ある女性を二人の男が奪い合う、みたいな愛憎劇で不倫やら姦通などが主題の映画だと思うのですが、字幕が付いていないので良く分からず。
 がしかし、とてつもなく素晴らしい映画だった。ワイドスクリーンの画面に晩餐会のかしこまった様子やカフェの喧騒がぴったり収まる。ベランダの向こうに青々とした海が広がる。
 素朴な疑問なのだが、男(死ぬ方)の部屋は何故にあのような高い場所に位置しているのか。高さにして3階立ての建物くらいの位置にあると思うのだが、その場所へと到る空中階段を喪服の女性が昇るのが素晴らしい。いや正確に言うと、昇りきってから男の待つ部屋に到着する場面がもの凄い。
 女性が扉を開けて暗闇にすっと立つ。その姿に魅入られる。魔がさしたいうか、映画の神が降りてきたというか、妖気が画面に充満している。一度観たら網膜に焼き付いて離れないくらい素晴らしい場面だ。
凄いぞアブちゃん!!

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【2007/02/13 00:37 】 | 映画侠区(映画鑑賞会) | コメント(3) | トラックバック(0) | page top↑
『どろろ』
dororo.jpg 両手が刀になっている人造人間が暴れ回るという設定を聞いただけで胸がワクワクする。それと妻夫木聡のカッコ良さ。着流し姿の妻夫木は任侠映画の鶴田浩司や高倉健に比肩しうるほど、匂い立つ男の色気が充満している。
 だがどうして登場人物の誰もが親切丁寧に状況を言葉で説明するのだろうか。大通俗の大河ドラマに仕上げたかったと思われるが、普通だと語り部を一人置いて、そいつに状況を説明させたりするのものだろうに。『どろろ』はパート2の製作も決まっているという。もしや映画の存在自体が壮大な予告編なのかしら、などと思ってしまうほど『どろろ』の説話は誰の目にも説明過剰気味だ。
 『カナリア』を撮った塩田明彦監督の特質からして、恐らく彼は「親殺し・子殺し」の現代的な主題に挑戦したかったはずだ。あっさりと父親を殺してしまう『ゲド戦記』よりも父親(中井貴一)の喉元に刃を突きつけながらも躊躇してしまう妻夫木聡の方がよっぽど血が通っているというものだ。『ゲド戦記』は塩田明彦が監督すべきだったのに、とも思う。
 ”鯖目の奥方”(土屋アンナがはまり役)を倒した後に、妻夫木聡と柴崎コウが村人達に化け物呼ばわりされて石つぶてを投げつけられる場面は、「理解されない子供達」という『害虫』以来の主題を受け継いでいる。
 最新のSFXも映画のウリの一つのようが、”カラス天狗”との対決は香港映画のワイヤーアクションみたいで、”オオサンショウウオ”との対決は仮面ライダーなどの東映特撮モノの着ぐるみアクションに撮り方が似ている。だがどうして肝心のラストの父親と子供たちの対決がSFXではなく従来どおりのチャンバラで描かれるのだろう。
 この種のビッグバジェッドで作家的な抵抗を企てることが可能なのか。あぁ、塩田監督の情緒豊かなメロドラマがダラダラとしたCGや殺陣に蹂躙されてゆく。頑張れ負けるな塩田さん!!と思わず叫んでしまった(心の中で、ですがね)。

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【2007/02/10 16:29 】 | 日本映画 | コメント(0) | トラックバック(6) | page top↑
『9.11-8.15 日本心中』
sinnjuu.jpg  大阪の心斎橋にある裏CO2にてドキュメンタリー特集上映に参加。関東でしか上映されなかった『9.11-8.15 日本心中』を鑑賞。  劇中人物がやりとりする会話の中身は、高度に知的かつ哲学的な内容だったので、僕には6割方理解できなかった(すみません(>_<))。だが映画全体には惹かれるものは感じました。最後に小屋が爆発炎上するのにも、ちょっと驚いたりして。
 平和であることが既に暴力に加担しているのではないか、という椹木野衣さんの言説にウゥっとなりました。
 いずれにせよ勉強不足&知識不足なので、この映画の感想は述べる資格はありません。分厚い読みごたえのあるパンフレットを読んで勉強しまっす。
 美術評論家の針生一郎という男が思想の検証の旅に出るのは良いとして、彼はどうして魚を盗み食いしたり、怪しげな見世物小屋を覗きに言ったり、遊園地にメリーゴーランドを乗りに行ったりするか、今ひとつ良く分からんが、まそれはそれで、彼は案外お茶目な人なのかもしれない、と思っておこう。
 少女が「飯が天です」と言ってビビンバを食べる場面が気になった。食事という人間の根源的な行いに、ひょっとしたら何かのヒントがあるのかも知れない。
 美術家の島倉二千六が”アッツ島の玉砕”の絵を完成し終えたところで彼は食事にありつく。京都の茶店みたいなところで、針生一郎と鶴見俊輔が食事する場面で、鶴見さんの唇に汁が垂れるのも妙に愛らしい。
 重信メイの美しさにも心が惹かれた(彼女だけ食事をする場面が無いが)。カメラも美しい。哲学的な内容のモノローグを喋る重信メイは、まるでゴダールの映画に出てくる女性のようなたたずまいではないか(例えが陳腐ですみません)。

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【2007/02/06 00:11 】 | CO2 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
『むち打たれる者 ドキュメント輪廻』『オープンスペースを求めて』『阿呆船 さかしまの巡礼』
 心斎橋のカフェ裏CO2にてドキュメンタリー特集上映を鑑賞。
 ベトナム反戦運動の頃に大阪で撮られた滅多に観ることのできない貴重なドキュメンタリーを観た。唐浩郎という御方はCO2の元締めをされておられる御方らしいが僕は良く知りません。ドキュメンタリーのジャンルに収まりのつかないエキサイティングな映画でした。

『むち打たれるもの』
 「構図に拘らずに撮りました」などという、唐弘雄監督の言葉をやすやすと信じてはならない。映画の冒頭、プラカードを持ったデモの男が急斜面をこちらに向かって歩いてくる。と、斜面に隠れた背後から自動車が姿をぬっと現して追突する。ばっちり構図決まっている。
 このドキュメンタリーの企画意図からすると、鞭打ち症患者の救済運動を世論から呼び込むような内容に仕上げるべきだと思うのだが、全然そうなっていないのが凄い。鞭打ち症患者はカメラの前で裸形をさらされるのだ。
 一切の感情移入を拒むカメラは鞭打ち症患者のありのままの姿を捉え続ける。顔の汗、虫歯を治した金歯、症状について喋る彼らの肉体がフィルムに克明に焼き付けられている。
 外界から隔絶した孤独な車内でマイクを向けられると、日頃仕事で使い慣れたタクシーも彼らの裸形を際立たせるための装置だ。タクシーの窓越しのインタビュー風景を、わざわざもう一台の別カメラを用意して撮影したりして、唐浩郎氏のドキュメンタリーの作法は徹底して引きの姿勢である。
 凄いなぁと思いつつも、これはカメラによる暴力なのではないかという疑念ももたげてくる。取材拒否の家庭の家の玄関で、「カメラは撮ってませんから、これは持ってるだけですから」。ってそんな映像を使用しても良いのかしら。
 社会運動の熱狂に乗っかろうとはしない、という頑とした意思は見受けられる。怪しげな整体師、精神科医、外科医、どこかの労働組合だか協会だかの局長、その他もろもろの立場がそれぞれに好き勝手なことを言うが、事態は何も進展の気配を見せない。ただ、鞭打ち症患者のブルブルとした体の震えが、観る者の心の何かに触れるか、それとも触れないか、という際どい勝負にかけている。

『オープンスペースを求めて』
 建設中のビルや高速道路が画面に映っているだけで、観る者を興奮させてしまう、という稀有な映画。ビル建設の努力、苦労などは全く伝わってこない。けたたましい映像の連打。上手く言えないが面白かった。
 ビル建設の様子が、植物の育つ様子を捉えて続けているような感覚に似ている気もしてきた。もしくは神の視点で下界の混沌を眺めているかのような感じ、と言ったら良いだろうか。
 観ていてびっくりしたのは、居るはずの建設作業員が画面に映らないことだ。完成したビルの全フロアに照明が灯される。だが人の姿はどこにも見当たらない。ひょっとすると彼らが作り上げたのは廃墟だったのだろうか。
 だとすると、完成後に、またいつの日か崩れるときがやってくる。ビルは着工から完成までの過程と、完成から着工への逆過程がコマ撮りで反復される。
 「大勢の市民が利用できるプロメナードになる」などと言いつつも、そのプロメナードなる場所に登場するのはたった一人の女性。なにやら寒々しい光景だ。
 ビル建設の物質的なフォルムに魅了されてしまった。あと「オープン、スペース、オープン、スペース・・・ヒューマン」と呪文のように繰り返される音楽にも。

『阿呆船 さかしまの巡礼』
 わかる人にはわかるのでしょうが、維新派の演劇は僕にはよく理解できていません。彼らのグロテスクな様子を観ていると、思わず『江戸川乱歩の恐怖奇怪人間』が頭をよぎってしまう私はイケナイ人間なのでしょう。すみません。
 がしかし、ここでも唐浩郎監督はドキュメンタリーの主体である演劇の舞台と寄り添い続けることをしない。ふとカメラが芝居小屋から離れると、すぐ隣で大都会が拡がっているという落差がつけられている。

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【2007/02/05 23:34 】 | CO2 | コメント(0) | トラックバック(2) | page top↑
韓流サロンVOL.29 告知
VOL.29『クワイエット・ファミリー』
1998年/カラー/103分
監督・脚本:キム・ジウン
キャスト:パク・イナン、ナ・ムニ、ソン・ガンホ、チェ・ミンシク、コ・ホギョン、イ・ユンソン
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■解説
 本国では「コミック残酷劇」とのキャッチフレーズが付けられたコミカル・ホラー。人里離れた山荘で怪奇連続殺人事件に巻き込まれる家族が主人公。演劇畑出身のキム・ジウン監督デビュー作
 個性派俳優ソン・ガンホとチェ・ミンシクが1997年の『ナンバー・スリー』に続いて共演。末娘役のコ・ホギョンはこの映画でデビュー。
 いわゆるスターを起用せず、個性派俳優ばかりを揃えている(製作当時の話)。ソン・ガンホのコミカルかつ個性的な演技は、パク・チュンフンを超えるとの声も。また、コミカルなホラー映画という今までの韓国映画にはなかったジャンルであるのも特徴。劇中次から次へと人が死んでいき、恐い。しかし、笑わない訳にはいかない。他人の不幸ってなんて愉快なの(笑)。韓国版『アダムス・ファミリー』といった趣。


■ストーリー
 商売など一度もしたことがないカン一家は,父(パク・インファン)が整理解雇されたために,ソウルからそんなに遠くない閑静な所でアンゲ山荘(霧山荘)を運営するようになる。
 さて,開業をして何日かが過ぎてもお客さんが全くないので, 家族らは,気が気でない。末娘のミナ(コ・ホギョン)は,山荘の近くで会ったおかしな老婆の不吉な話に心が落ち着かない。
 2週間たって,やっと山荘に孤独な男(キ・ジュボン)が初めての客として訪ねてくる。家族らは,興奮した余りハプニングに近い親切攻勢を繰広げるが,翌日,客は,鍵が胸に刺さった死体で発見される。カン夫婦は,客の財布がなくなってるので,非行歴のある長男ヨンミン(ソン・ガンホ)がやったと考えて死体をこっそり山に埋葬する。
 そして,2番目にやってきた男女のカップルもまた薬を飲んで心中してしまい,家族たちは,商売に支障が出ることが恐ろしくて死体を埋める。


■日時・場所
 2月25日(日)18:00開始
 参加費 NO CHARGE!(フードとドリンクは別料金)
 注:国料理を食べる御方はお店に電話予約をお願い致します。

 場所:兵庫県神戸市中央区中山手通 1-23-10
 モンシャトーコトブキB1F
【2007/02/04 23:22 】 | 韓流サロン | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
『僕は妹に恋をする』雑感
bokuimo.jpg 現時点でまだ『僕は妹に恋をする』を1度しか観ていないため、何か見落としがあるかもしれない。素晴らしい出来栄えには違いないが、まだちょっと考えることが多いので続きを書きます。
 まず、頼と郁の二人に血の繋がりに呪われた感じが薄いような気がした。これがジャニーズのタレントが主演でなければ、それにVシネマか何かであれば、もうちょっとエゲツなくかませたかもしれない、とも勝手に思う。
 それはそれで、安藤監督の鬼の長回しが炸裂するので、こちらとしては息を止めて画面に集中しなくてはなるまい。
 ところで安藤尋監督の映画の面白さは二人の関係の変化にあると思っている。『ココロとカラダ』の女の子二人は、被害者と救出者→サゾとマゾ→共犯者同士、と次々に関係性を変化させる面白さがあったが、『僕は妹に恋をする』の郁は徹底して受身だ。”受身ゆえの怖さと凄み”というのもあろうかと思いますが、『ココロとカラダ』の知美の危なさまでには及ばない。
 楠という同級生の女の子も活躍して欲しかったかな。あの女の子がもうちょっと主張して、頼と郁を引っ掻き回すのかと思っていたのですが・・・特に物語に揺さぶりをかけるようなことはしないという。
 ああこれは”二人で一緒に地獄に落ちましょう”と言う映画かな、と思って観ていたのですが、地獄に到らず途中で引き返すのですね。『僕は妹に恋をする』の若い二人は苦~い挫折を味わうという、甘酸っぱさ皆無の挫折の青春映画なのだ。
 血の繋がりを超えた、恋愛関係でもない特殊な関係にまで二人を昇華させたら、より凄い映画になっていたかもしれないとも思うが、そうなったら映画館に詰めかけた若年層の観客には危険すぎるかもしれない。

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【2007/02/01 21:39 】 | 映画監督 安藤尋 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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